【対談】動物救急医療 獣医師 稲野辺悠先生


獣医師 稲野辺悠(ゆってぃ)先生

稲野辺(ゆってぃ)先生は僕にとって獣医師としてのひとつ後輩です。

僕が以前勤務していた動物救急医療の病院で今も勤務している現役獣医師で、

彼自身も僕と近いミッションでビジネスにも取り組んでいます。

今後の動物医療、健康医療のキーパーソンとなる存在と確信しています。

彼のストレングスポイントは「バイタリティ」です。

今回の彼との対談では、

・動物病院の現状

・医療の歯車(メディカルミル)

・これからの展望

について語りましたので、共有したいと思います。

お互い動物救急に従事しているので、

楽しい対談になりました!

※ 写真は、ふたりの筋肉自慢の風景です(笑)目の保養にはなりません(笑)

~以下、対談内容~

直良(以下、直)「久しぶり!最近どう?」

稲野辺先生(以下、稲)「いやー、病院忙しいっすね!」

直「忙しいけどほんと稲野辺はバイタリティあるよね(笑)今日も夜勤明けだし。」

そこから動物病院の現状について話しました。

直「今の医療現場での大きな問題である、医療ミスについてどう思う?」

稲「医療現場のコミュニケーション不足ですよね。」

即答!

直「その原因は?」

稲「余裕のなさですね。忙しさ、疲労度、労働環境です。」

直「だよね、その原因を打開しないといかんよねぇ!」

稲「利益追求型ではだめですよね。」

直「なるほど、ビジネスと医療は別にすべきだよね。今の医療は院長(経営者)が医者や獣医師であることがほとんどだし。でも最近、経営は経営専門の人がやって、医療従事者が医療に集中している状態の病院が実際高いパフォーマンス発揮している。ビジネスやテクノロジーは日々すさまじく進化しているから、医療従事者がそれについていくのはきついと思う。」

稲「ですね。医療とビジネスは別にすべきです。でないと、救える命も救えない。」

直「あと、成果報酬がないよね。たくさん勉強して技術もあるドクターとそうでもないドクター。多くの場合、同期だったら給料同じだし。」

稲「だから独立したいのでは?」

直「なるほどね(笑)でも独立してもビジネスノウハウないけどね(笑)」

稲「だから余裕がなくなるのかと。」

直「結局その点でも医療現場のコミュニケーション希薄化につながっていると思う。ほんと今の医療は労働過多で余裕がない!」

そしてメディカルミル(医療の歯車の話へ・・・)

稲「あと、患者さんが知らないのも問題だと思います。知識と意識不足。」

直「なるほど。飼い主や患者さんの気づきね。最近思うのが、みんなiPhoneの基本設定はできるくらいの知識はあるじゃん?でも、身体の基本設定をする知識を持っている人ってめちゃ少ないと思うんだ。最も身近なデバイスなのに。というか身体はデバイスというより、ハード(笑)」

稲「確かにそれは言えてますねw その知識が不足しているから、医者の言うことが絶対になるのではと。知識があれば患者は打開策を要求できると思います。」

直「患者さんのサーベイ不足ね。確かに。でも打開策を患者が提案しても医師の答えは変わらないけどね。」

稲「医者も知識不足ですからね。そこを打開できる仕組みを作りたいんです!」

直「おぉ!!!いいね!今は「メディカルミル」という、医療の歯車が完全にできているからね。一方向の医療で患者さんを医療から抜け出せなくさせる。。。メディカルミル、俺の造語だけど実は少しずつ浸透していってるみたい(笑)」

稲「そうなんですね!でも、医療人もメディカルミルに陥ってますよね。例えばさっきの、能力の高い医師は開業するけれども、経営に苦しんだり医師会や製薬のうえで転がってしまう状況だったり。」

直「確かにそうだね。医療人も医療の歯車に回ってる。誠意のある医師もその仕組みにはまっていて、自分のしている医療行為が絶対という認識になって柔軟性を欠いているからね。」

稲「患者さんが医師に頼っているという状態を何とかしないとですね。まず、「先生」っていう言葉。先生は頼るべきという意識にしていく言葉だと思います。」

直「学校教育だね。」

稲「そう、でも対等な先生っていましたよね。生徒と対等で同じ目線で、上からではない。」

直「おー!そこ医療とつながるね!!!おもしろい!」

稲「先生が同じ目線でいてくれると、生徒もやりたくなる能動性が生まれる。医療現場でも、医師と患者が同じ目標に向かっているべき。今の医療は向かっていない気がします。医師が提案すれば、はいわかりました!という誘導と受動性。患者さんの知識不足も大きな原因だと思います。」

直「医療現場に置き換えると、いまはほとんど受動的だよね。」

稲「積極的な飼い主さんや患者さんもいますけどね。」

直「でも医師はそれをひん曲げるよね。プライドあるし。でも実際、医師より患者さんの方が知識あるときってたまにあるよね。」

稲「ですよね(笑)結局「ともに歩む」という感覚が大事ですよね。」

直「医療人と一般の方の垣根がでかい!既得権益がでかすぎる医療から脱すべき。だからこそ、同じ目線で患者に向き合える医師が増えるといいね。医療と生活のアゴラ(広場)ができれば素敵だね。今は医療と生活に大きな距離がある。医療という市場があって、そこはオープンで、コミュニケーションが充実しているイメージ。」

稲「オープンなのは病院にとっては不都合なんでしょうね。クレームとか。。。でもこれでは患者さんが知れない範囲が大きいです。」

直「むしろ超オープンな病院つくっちゃったら人気でそうだよね!一定層に(笑)医学的なわかりやすい説明から入って、実際の処置手術をわかりやすく説明しながらお見せするというものが。医療のストーリーをほとんど見せれてないと思う。」

そして、稲野辺先生にこれからの展望を聞いてみました。

稲「情報発信者であること、医療従事者であること、そして研究者であること。3つ草鞋を履いていきたいです。情報発信者としては、知られていないけど重要な情報。最新の医療の情報などですね。」

直「バリエーションがあっていいなぁ!多動力!」

稲「そして、患者さんが一番いい医療を受けられるような仕組み作りがしたいです!」

直「医療従事者からの情報発信は大きいよね!それが、メディカルミルでなければ。これからも医療と生活の垣根を減らしていけるよう、楽しんでいこう!」

稲野辺先生、ありがとうございました!!!

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